透析患者さんがカリウム管理を成功させるためには、「どのような食品にカリウムが多く含まれているか」を正確に知ることが第一歩です。バナナやメロン、ほうれん草といった有名な高カリウム食品だけでなく、私たちが日常的に口にする、意外な食品にも多くのカリウムが潜んでいることを理解しておく必要があります。まず、特に注意が必要なのが「いも類」です。じゃがいも、さつまいも、里芋などはカリウムの宝庫であり、フライドポテトやポテトチップスといった加工品も同様に高カリウムです。また、「かぼちゃ」や「アボカド」も、野菜の中ではトップクラスのカリウム含有量を誇ります。次に、多くの人が健康に良いと信じている食品にも注意が必要です。例えば、栄養が凝縮された「ドライフルーツ(干しぶどう、干し柿など)」や「ナッツ類(アーモンド、ピーナッツなど)」は、少量でも非常に多くのカリウムを含んでいます。また、大豆製品である「納豆」や、きのこ類、わかめや昆布といった「海藻類」も、カリウムが高い食品です。飲み物では、野菜や果物を丸ごと使った「野菜ジュース」や「フルーツジュース」、「青汁」は、カリウムを液体で一気に摂取してしまうことになるため、厳禁とされています。さらに、主食にも注意が必要です。白米に比べて、健康志向で選ばれがちな「玄米」や「そば」は、カリウム含有量が高くなります。そして、見落としがちなのが、減塩を謳った加工食品に含まれる「塩化カリウム」です。減塩醤油や減塩味噌などには、塩化ナトリウムの代わりとして、味を補うために塩化カリウムが添加されていることが多く、良かれと思って使っていたものが、かえって高カリウム血症の原因となることがあります。これらの食品を完全に食卓から排除する必要はありませんが、食べる量や頻度をコントロールし、後述する調理の工夫をすることが重要です。
要注意!カリウムを多く含む意外な食品リスト