大地震が発生し、激しい揺れが収まった直後。その瞬間から、あなたの命を守るための行動が始まります。透析災害時アクションカードは、この最も混乱した初期段階で、冷静さを取り戻し、取るべき行動の優先順位を教えてくれます。まず、何よりも最優先すべきは【ステップ1:あなた自身の安全確保】です。落下物やガラスの破片から身を守り、津波や火災の危険がある場合は、ためらわずに高台や広域避難場所へ避難してください。透析のことが気になっても、まずは生き延びることが大前提です。次に、【ステップ2:家族の安否確認と連絡】です。あらかじめ家族と決めておいた連絡方法(災害用伝言ダイヤル171、SNSなど)や集合場所を確認し、お互いの無事を確かめ合います。そして、身の安全が確保できたら、【ステップ3:通院中の透析施設への連絡試行】を開始します。アクションカードに記載された施設の電話番号に連絡し、施設の被災状況や、今後の透析の予定について確認を試みます。しかし、大規模災害時には、電話回線が不通になる可能性が非常に高いことを覚悟しなければなりません。一度や二度繋がらなくても、時間を置いて何度もかけ直す粘り強さが必要です。そして、この連絡が取れないかもしれない「発災後3日間」は、基本的に「自助」、つまり自力で生き延びる期間と考えなければなりません。この期間を乗り切るために、事前に準備しておいた透析患者向けの非常食で、徹底した食事管理を行います。特に、命に直結する「水分」「塩分」「カリウム」の摂取を、平時以上に厳しく制限することが求められます。アクションカードと共に備えておいた非常食を計画的に消費し、公的な救助や医療支援が始まるまでの最も重要な72時間を、自らの力で耐え抜く。そのための具体的な指針が、アクションカードには示されているのです。
【発災直後~3日間】まず何をすべきか?アクションカードの指示